常識的な見方

2016年06月16日 | 表町校

マスト学習院 森脇です

 

勉強ってなんの役に立つの?

という質問は定番中の定番ではないかと思います

今回は別にこの言葉に対する返答について書く予定ではありません

何がいいたいかといいますと

このような質問が出るということは

勉強と実生活とを切り離して考えているということではないかと思いますということです

何の役に立つ→実生活においてどのような利益をもたらすか

という意味合いで使われているかと思います

ともかく勉強と実生活との間に隔たりを感じている人は一定数はいるだろうということです

ですが実際は勉強と実生活とはどうしようもない隔たりをもつときもあれば、密接に関わることもあります

無駄に話が大きくなりそうですので、これ以上は広げないようにしたいと思います・・・・・・

 

 

学習をする際には、偏見に注意しつつ、常識的に取り組む必要があります

学習において、常識に置き換えて考えるというのは結構大事です

例えば、あるテストで「一人っ子政策」の効果について述べる問題があったときに

何名かの生徒は「人口を減少させることができた」という恐ろしい解答をしていました

正しくは「人口の激しい増加を抑制できた」と書かなければいけませんでした

誤答の言葉の意味を現実に置き換えてしっかりと考えることができれば

これが正解になるわけがないということは常識的に分かるのではないかと思います

 

あるいは算数や数学の数値でも、基本的には常識的な数値が解答になる場合がほとんどです

太郎くんが時速300Kmで歩くなんてことはまずありません

建物の長さが3000mなんてこともまずありません

(まれにこの常識を逆手にとることもなくはないですが)

 

はじめに出した言葉とはほとんど関係のない話となってしまいましたが

要するに

勉強と実生活はしばしば切り離されて考えられていて、

勉強を実生活に結びつけることが難しいのと同じくらい

実生活(現実や常識)と勉強とを結びつけることは難しい

のではないかと思います

 

偏見に惑わされたり、常識にこだわりすぎるわけにもいきませんが

勉強と実生活とを切り離して考えるというわけにもいきません

解答を作る際には、少し気をつけてほしいところです


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