生徒の真意は?

2016年02月10日 | 表町校

マスト学習院 森脇です

 

本日はあるご家庭と面談を行いました

中学2年生なのですが、成績状況や志望校の話し合いをすぐにしなければいけない状況でしたので

急遽面談のお時間を頂きました

15時から始まり、終わったのは16時30分ぐらいでしたので、実に90分も話をしてしまいました

悪いクセです・・・・・・

成績状況や今後していかなければいけない学習についての話だけでも40分ぐらいはお伝えして

後は進路についてじっくりと話をしました

 

はっきりいって2年次でここまで進路の話をすることはそうそう多くはありません

まだ情報も十分にお伝えしていませんし、生徒も進学したいところが決まっていない場合があるからです

ですが、この生徒さんの場合は現時点で志望校を固めて置かなければいけない事情があったのです

 

ということで、本日は高校、大学、将来について話をしました

その生徒テストの点数はさておき、かなり賢い生徒です

なにがというと、頭の回転が早く、大人の望む返事をぱっと考えて答えてくれるのです

 

例えば、これは他の生徒の話なのですが

ある生徒が、実力より上の学校に志望するか、実力で十分入ることができる学校に志望するのか迷っているときのことでした

私はそのときに例として

「ゴルフで、パットを決めるとき上り坂で入れるのと下り坂で入れるのどちらが難しいか?またそのときの心構えはどうなるか?」といいました

私がこの話で答えてほしかったのは、「上り坂のほうが難しいから注意して打つ」というものでした

対して生徒は見事模範解答をしてくれました

(昔見た漫画のシーンを拝借したので、正しいかどうかはわかりません)

そこで意地が悪い私は、「そんな、こちらの空気を読んで答えなくてもいいよ」と伝えました

生徒は笑っていました

その後にきちんと話をしました

 

ということがありました

 

本日の生徒もそのように、こちらや周りの空気を読んで

こちらの誘導に乗っかるように答えてくれました

それが本心ではないともいえません

おそらく本心に近いものではあると思います

ですが実際、結構な生徒が体裁や整合性や大人の顔を立てるために

純粋な本心と違うことを言ってしまうことがあるかのように思われます

大人が思う以上に空気を読んでくれます

本当の、正直な気持ちという意味としてよりも、本願や元となる考えという意味合いで

いうなればやはり本心とは少し違うような気がしますね

 

ということで

せっかく私のために答えてくれた返事に対して

悪いなと思いながらも、逆説的な考えを提示しました

生徒にはそれも踏まえて改めて考えてもらうこととしました

またの機会に聞いてみたいと思います

 

おそらくそのときも私用の答えを用意

してくれているはずですので、少し工夫をしたいと思います


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