音訓

2016年03月31日 | 表町校

マスト学習院 森脇です

 

3月も最終日

いよいよ4月に突入します

生徒の多くは曜日感覚を失いかけている様子です

夜更かしもしているようですが

そろそろ生活習慣をもとに戻しておいてほしいところです

 

先日のことなのですが、自習に来ていた新高校生が

音読み、訓読みがわからない

重箱読み、湯桶読みが分からないということで質問をしてきました

そもそも重箱って何、湯桶って何?という状況でした

ひとまず由来や見分け方の説明をしましたが

そもそも音読みと訓読みが分からないので

なかなか苦労をしていました

 

できれば、小中で漢字を覚える際に、しっかりと音訓を覚えてほしいところです

そのためにも漢検は役立つのではと思いますので、時間が合えば積極的に受験をしてみてほしいですね

 

はじめてみる熟語の読み方を予測する際にも役立つと思います

テストでよく分からない読みの漢字に出会うと、個人差はあると思いますが

多少の躊躇はあるのではないかと思います

その際にとりあえずの読みとおそらくの意味を考えることが出来るかどうか

は大きな違いです

もちろんあっているかどうかは、後で確認するとしても

 

読解問題の難易度の調整は

主に語彙(主題とする事柄)、表現技法、論理の難解さなどでなされていると

私は勝手に思っています

 

表現技法は、比喩表現や情景描写などをイメージしていただければと思います

論理の難解さは、シュールな作品や論説文、あるいは特定の価値観が前面に押し出されているようなもの等があると思います

そんな中でも、難易度調整でよく使われるのは、語彙あるいは主題ではないかと思います

そうすると、文章中によく意味が分からない漢字が出ることもしばしばあります

その意味を考えて予測する際には、読み方を知る または 漢字単体の意味から予想する

あるいはその両方を行うということが必要とされます

 

ここで頭を抱えて、漢字とにらめっこしても、なかなか意味は分かりません

いざとなればとばせばよいことですが、なんとなくでも自分なりの予測が立っていないと

しばらく引きずってしまうこともあるかと思います

ですので、わからない場合は一度細かく見てみるという作業をするほうが結局早く済むなどということもあります

 

前置きが無駄に長いのですが

つまり、漢字の音、訓を知っておけば、言葉や熟語の読みの予想ができます(音音、訓訓、音訓、訓音の組み合わせをしてみる)

その音から、言葉や熟語の意味を推測することもできます

また熟語を訓読みにすることで、意味に近づくことも出来ます

 

ですので、音読みと訓読みは決しておろそかにせず、しっかりと学習してほしいなと思います

漢字検定はGW前までが締め切りとなります

受験をご希望の方はお早めに


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